骨粗鬆症とは、骨密度が減少する病態です。骨の構成成分であるカルシウムなどが溶け出してしまうために、その中にある骨 組織(骨量、骨密度)が減ってしまった状態です。つまり、骨の大きさは変わらないのに、骨の中が軽石やスポンジのようにスカスカになって大変にもろくなり ます。正常な場合でも加齢と伴に骨密度は減少していきます。さらに、女性の場合は閉経後から骨密度が急に減少することがあります。(女性は男性の8倍程度多く、閉経直後の約10年間で約15%も骨密度が減ってしまうとも言われています)
運動不足・やせすぎ・日照不足・塩分過多・多量の飲酒・喫煙などの生活習慣や、糖尿病・腎臓・肝臓・胃・腸や婦人科の疾患に加えて、関節リウマチなどによっても骨密度が低下することがあります。
骨 密度が著しく減少すると、日常の何げない動作で骨折する危険が高まります。欧米ではすでに骨折が「寝たきり」の原因の一位となっており、日本でも生活様式 の変化にともなって、今後「骨折による寝たきり」が増加すると考えられています。このため骨粗鬆症の予防、治療は重要な課題です。
骨折しやすい部位
診断には、レントゲンの撮影・骨密度測定(骨塩定量)・血液検査・尿検査を用います。 当院では、骨粗鬆症の診断に必要な骨密度(骨塩定量)を簡単かつ正確で、すぐに測定が可能です。
[保険適用可]
外来で容易に骨密度を測ることが可能になり、新しい薬も開発されていることから、骨密度を維持するという点では非常に高い効果が期待できます。 治療については、カルシウム製剤・ホルモン(エストロゲン)製剤・ビタミンD製剤・ビスフォスフォネート製剤などの内服薬の他、ホルモン(カルシトニン)の注射も行っています。最近は、週1回服用するだけの内服薬もありますので、ご希望の方はお申し出ください。 実際の骨密度の測定時間は約1分です。骨密度の測定検査は、4ヶ月に一度は保険を使って受けることができます。定期的に骨量を計測し、骨量の変化に関する傾向を把握することが大切です。
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